2004年3月17日(水)16:50

キリスト教民主同盟副党首は強い中核ヨーロッパを支持

ベルリン(AP)

キリスト教民主同盟(CDU)のユルゲン・リュットガース副党首は、強い中核ヨーロッパの構想に支持を表明した。「中核を望まないものは、強いEUも望んでいない」と副党首は水曜日ベルリンで語った。自らの過去の中核ヨーロッパ構想に距離を置いたヨシュカ・フィッシャー外相の最近のインタビューでの発言について、リュットガース副党首は「自己矛盾」と評した。

CDUの議員経験者カール・ラーマースと共同で作成した戦略文書の発表に際して、リュットガース副党首は、EU統合に対する責任を自覚するよう、フランスとドイツに対して勧告も行った。「欧州を結束させる中核中の中核はドイツとフランスである。これ以外の選択肢はない。」副党首はまた、両国の間で政策上の意思決定を噛み合わせるよう求めた。中核ヨーロッパ構想に関して戦略文書は「とりわけ互いのEUのビジョンなどで高度に内部合意し、統合プロセスの進化に向け、あらゆるイニシアチブを共に担う国々のグループが存在する」必要がある、と主張する。

統合欧州連合の成功の鍵として、リュットガー副党首は共通の外交、安全保障、防衛政策を挙げた。EUは再び声を一つに揃えねばならない、と副党首はイラク戦争での意見の相違を踏まえて述べた。しかし一方でヨーロッパがアメリカに対立しないということも明確にする必要がある。「私たちは何かに反対する同盟ではなく、賛成する同盟関係を結ばねばならないのだ」と主張した。

原題:Ruettgers fuer starkes Kerneuropa




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